アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

野口整体を探究・実践する「整体生活」について

眠ることと「死」

少し前に、やっと会うことが叶った修験僧について書いたが、先日、その人の行う御護摩(※)にお招きいただき、参加させて頂いた。通常、御護摩は月末なのだが、今月は偶然、私の整体の先生の月命日に行なわれることとなったのだった。 参加するのは初めてだ…

「個」と全体の関係 2

小学校の学級というのもひとつの人間社会であって、子どもなりに精いっぱい背伸びしたり、負けずに頑張ろうとしたりしているものだ。しかし、その集団の中で外れているように見える子がいる。最近までクラスの中心にいた子が外れたように見える時もある。 担…

「個」と全体の関係 1

私は、ちょっとだけお手伝いをしていたフリースクールのご縁で、学習介助(普通学級に在籍している障害のある子どもに付いて、手助けをしたり個別の勉強を一緒にしたりする仕事)のアルバイトをしたことがある。ちょうど、整体の指導者となる道を歩むか否か…

生きて、動いて、常に変化する体

先日、平均化体操のHPを見たら、来年一月からの講座案内が掲載されていた。ようやく慣れた頃に刷新されるのでちょっととまどうけれど、これまでの会からどんな進化をとげるのか楽しみにしている。 それから、私が活元運動の前にやっていたのは「背骨の動きを…

むずかしい「偏り疲労」のお話 2

大雑把に体の面だけで言うと、偏り疲労とは、体のある部分に力が入ってしまったまま、脱力できなくなっている(または力が抜けている)状態を言う。そういう時、その部分は体全体の緊張と弛緩のリズムと運動から外れてしまい、動きを失い、感覚も鈍くなって…

むずかしい「偏り疲労」のお話 1

平均化体操の会に行くと、前説で偏り疲労についてのお話が毎回ある。偏り疲労というのは野口整体独特の言葉で、身体の観察の焦点となっている。最初は、会の始めに難しい「偏り疲労」の話をすることに少々驚いた。 自分で自分の偏り疲労を捉えるのには、それ…

初心

平均化体操を習い始めて五カ月が過ぎた。私にとって大きな変動のあった時に始めたせいか、何だかすごく長く感じてしまう。 先日平均化体操のHPを見たら、来年から始まるクラスは、少し前に私が書いたいい加減な記憶とは少し内容が違っていた。これまでの平均…

通う価値あり?

先日、野口整体をやっている方から「平均化体操の会って、遠くから通う価値ありますか」と聞かれた。確かに私はけっこう遠くから出かけているけど、私の整体の先生の道場(私はその付近に住んでいる)には、首都圏から個人指導に通う人がほとんどだったし、…

平均化体操 四回目

やっと四回目が書ける・・・。前回間に合わなかった反省を踏まえ、今回は早めに到着して月島観光をすることにした。 江戸時代の船着き場の名残が残る住吉神社界隈を散歩して、もんじゃ焼き屋さんばかりが並ぶもんじゃ通りを歩いてみた。そこになぜかおいしそう…

修行

前々回書いたように、最初に先生の胸椎七番の異常を観た後、私は平均化体操を知り、修験道の僧と出会った。それもあの最悪なイベントを主催した人の縁で知ったのだ。そして先生の死後、この二つにまた出会うことになった。何だか不思議な気もするが、用意さ…

他愛のない体癖の話 前後型

野口整体には体癖(詳細は野口晴哉『体癖』を参照)という人の観方がある。 正確には背骨の観察、無為動作、その人(心と身体両面で)の刺激反応の仕方などを通して判断するものだが(体量配分計は道場にあるけど私はやったことがない)、面白い写真を見つけ…

修験僧に会う 2

今回会いに行った修験僧に初めて会ったのは6年程前、ある最悪なイベントの後、某整体指導者から平均化体操の話を聞いた年の秋だった。そして、この「最悪なイベントの後」は、私が先生の胸椎七番の異常に最初に気づいた時でもあった(胸椎七番には癌の兆候…

修験僧に会う 1

先日、前回(一人称の背骨)で書いた、長い間会いに行けなかった人に会うことができた。この人は、修験道の僧である。私は以前から修験道に関心があって、それは祖父の影響によっている。 私の祖父は大工の棟梁だったが、ごく若い時に御幣を切る役割を引き継…

一人称の背骨

活元運動の前に基本の運動をやるようになって数日が経ち、私はなぜ平均化体操をやっているのかな・・・と思い始めた。 整体馬鹿の不純な動機としては、「野口整体をやってきた(と思っている)自分」を客観視したい、というのがあるかもしれない。活元運動とい…

基本の運動→活元運動  

ここ数日、活元運動(普段からほぼ毎日)をする前に、平均化体操の基本の運動をやっている。自分で言うのも何だが、私は活元運動の訓練は長い間行っているし、それなりの水準にあるので、活元運動とその体感を「ものさし」にして基本の運動を観察してみよう…

平均化体操の基本の運動を活元運動の前にやってみる

先日参加できなかったこともあり、平均化体操の基本の運動は、台所に立った時などに時々練習していたが、今日になって、ふと「平均化体操の基本の運動は、活元運動の前にやるとどうなるんだろう」と思った。 平均化体操の基本の運動(名前があると思う)は「…

活元運動の意味

私がなぜ活元運動の前に行なう体操を考え始めたかというと、私が整体の先生から学んだ個人指導のあり方と関係がある。 私の整体の先生は、若い頃はやっていたようだが、後年、活元運動の会をやっていなかった(奥様が今から15年程前から始めた)。その代り、…

活元運動のための体操 再開  

昨日、長く通っている人が個人指導に来たので、私は「活元運動の前にする体操」をもう一度教えてみることにした。 この体操は、前屈みで鍬を持ち、畑を耕すおばあちゃんが、うーんと腰を伸ばして休息する時の姿をヒントに考えたものだ(何て単純素朴なんだろ…

腰椎三番の心理

②私が体操を考えていた頃 こんなことから、私は活元運動の会が「もうちょっと何とかならないかな」という思いを以前から持っていた。それには身体感覚に注意を集めて、自分の体の状態を把握する内観的(体の中に降りていく瞑想的)な要素を教えていくことが…

腰椎三番の心理

①平均化体操の会 4回目ならず 平均化体操は四回目に入る予定だったが、あろうことか!私は開始時刻に間に合わず、会場には行ったもののすでに始まっており、参加見送りとなった。もうがっかり・・・。やわい腰椎三番がさらに抜けてしまうくらいがっかりしてしま…

平均化体操三回目までのまとめ

まだちゃんとできるようになったわけではないけれど、これまでを振り返って、どうやら私は平均化体操に動かされているようだ。整体の先生よりずっと若い先生だし(私より若そう)、私もそれなりに整体はやってきたから、「孫だから何?」位の負け惜しみを言…

病症を経過する

三回目の会の後、私は整体の先生と私の体の状態が、非常によく似ていることが気になり始めていた。もともと、性差の違いは大きいものの、本当によく似ていて、体癖も非常に近く、左重心で、ものごとの受け取り方、感覚や好みも似ていて、手の形まで似ていた…

平均化体操の会三回目

クラスが始まる前に、講座申し込みのことを先生に聞いてみると、OKが出た。内心、私の先生の名前を出すと整体協会の先生は引くのかな・・・と思っていたけどそうでもなかった。 でも、せっかくOKがもらえたのに、私は何となく浮かない気分だった。風邪の経過が…

野口整体の死生観

先生が亡くなる前日の早朝、先生が救急車で搬送されたという連絡が入った。私は先生には道場で最期を迎えてほしいと内心切望していたが、それは叶わず先生はICUに入ったのだった。 私は医師の説明が行われる場に同席することになった。もう治療をする段階で…

平均化体操の会 二回目

②いざ教室へ 二回目の会は18時30分スタートだったので、熱海に帰れるかどうかを確認して参加した。 今回は一人で基本動作においてもかなり力を入れるという新たな課題が加わった。時折動きのよさそうな人を垣間見てみると、モーションが私の思っているより大…

平均化体操の会 二回目

①「ねじる」ができない 初回、三つの基本動作(本当は名前があるけど忘れた)の内、私は体をねじる動作ができなかった。活元運動をやっている人はご存知だと思うが、野口整体の活元運動には準備運動があり、その中に腰椎三番を焦点に体をねじる運動がある。 …

活は入ったか?

平均化体操の会参加の後、私は不用品を整理しよう!と思い立った。身体に活を入れるという最初の目的は達したのかもしれない。まず着なくなった古い服から着手することにしたが、いざとなったら、何かが足りない。私はもともと物の整理は得意ではなく、スイ…

②平均化体操の会に初めて参加する 私は野口整体に入門以来、誰かに何かを習うということはなかったし、やり方は見て覚える方が好きだし、先生と呼ぶのはこの先生だけと思ってきた。それが、どうして行ってみる気になったのかは自分でもいまだにわからない。 …

平均化体操体験記

①平均化体操を知ったきっかけ 先生の葬儀の後、私は虚脱感からなかなか抜けだせず、自分でもどうしてよいのか分からなかった。 何かちょっと、身体的に活を入れたいのだけれど、その時の状態では、自分だけでは難しかった。他の先生の整体指導というのは、今…

私の整体生活を確立する

今年に入って、私の野口整体の先生が亡くなった。 このブログを新たに始める気になったのは、そのことがきっかけだ。 私の中心に野口整体があることは、もう自分の信念になっている。 でも、私にとっての野口整体は、いつも先生とともにあったのも事実だった…