アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

野口整体を探究・実践する「整体生活」について

発達障害を考える

最近、「発達障害」という言葉が一般に知られるようになってきたが、最近その発生率は増加傾向にあるといわれている。 子どもの発達というのは全体が均等に発達するのではなく、身体的には運動系・中枢神経系・皮膚・内臓、心理的にも社会性や認知的能力とい…

50代を長くする

ゲゲゲの世界 数日前、水木しげるの『古代出雲』(角川書店)という漫画を読んだ。やっぱり期待を裏切らない面白さだった。私は、あまり人に話したことがないけれど、じつは私は子どもの時から水木しげるの漫画が大好きで、霊界への入り口がないかと探したり…

子どものつぶやき

前回「おっぱいとおへそ」を書いたのは、窓を開けたら、偶然、小学生の男の子の「あー、おれ、保育園戻りてえよ。」という大きなつぶやきを聴いたのがきっかけだった。 思わず笑ってしまったが、自分が書いたおっぱいとおへその愉気の文章をふと思い返し、人…

おっぱいとおへそ

乳房とお臍の愉気 最近、乳房とお臍の愉気についての文章をこのブログとは別のところで書いた。乳房の愉気はもちろん女性向けで、授乳期に乳腺が痛む時に行われるものだが、普段からこの乳房の愉気を行うことをお勧めする…という内容。 女性にとっての乳房(…

「理解されたい」という思い、表現、そして「対話の要求」

対話の要求 先日、やり取りをするようになった編集者の人に「活元運動の動画を見せてほしい」と言われ、えーっ!と思ったが、私は思い切って自分の活元運動を撮ってみることにした。 それで誰かにカメラを借りようと思ったら、なんと動画の撮れる一眼レフカ…

自分が変われば世界は変わる

自分が変われば世界は変わる 人間は楽々悠々生きていることが自然だ。 むずかしいことを敢えてやりたくなり、苦しいことを敢えて耐える時は、そのことをその要求するが如く行なえ。苦しいこと、むずかしいことに取り組んでいる中にも、快があることを見出す…

免疫系の自然と、病症の経過ー新型コロナウイルスを通して学んだこと

免疫系の自然と病症の経過 最近、ちょっと書いては捨て…ということばかりやっていたのだが、本ブログの「感染症と時代―新型コロナウイルスの意味すること」と一連の新型コロナウイルスつながりの記事を読む人が意外と多くなっていることに気づいた。 多いと…

人間の内界と外界との調和

人間の内と外 今日、お散歩している時、ヨモギとフキを摘むことができた。どちらもまだやわらかく、瑞々しい。私の体には、新型コロナウイルスで一躍有名になったセンザンコウの鱗よりずっと良さそうだ。 マスクをしないで歩いている人はほとんどいない中(…

Covid-19陽性の理学所見

北京で「脳脊髄液から新型コロナ検出」の衝撃 地壇病院が今回の症例を公表した文章の中で、重症医学科主任の劉景院は第一線の医療関係者に対し、次のように注意を促している。 「臨床観察で項部硬直(訳注:後頭部やうなじの筋肉が反射的に緊張して生じる抵抗)…

清めの雪

今日は一日、本当に寒くて、冬は積もらなかった雪が今頃になって積もった。散りかけた桜の木が寒そうだ。 私個人はcovid-19を発症しても、経過できる状態だと分かっているので、新型コロナウイルスが怖いとは思わない。正直言って、ウイルスそのものがそんな…

感染症と時代―新型コロナウイルスの意味すること

私の住む地域には、在日米軍の家族が住む居住区があって、普段はアメリカ人の家族がのんびり居住区の外を歩いていて、英語のおしゃべりが聴こえる。しかし今、アメリカ人の姿は全くない。 沖縄(コザなど)では米軍キャンプで外出禁止令が出ることを「オフリ…

新型コロナウイルスと感受性

感染症と人間の関係 新型コロナウイルス旋風が已みそうもない。何だかAIだの何だのと浮き足立って騒いでいた世界が一変して、静まりかえったような気がする。人類がまだ免疫を持っていない、ワクチンや抗ウイルス薬がまだない、速度が速い…などで世界中で…

親知らずが生えてきた!

私の発達遅滞と親知らず このところ、野口整体を愉しむ というブログで「子どもの操法」についての野口先生の講義内容が紹介されていた。そこで「子どもは発達途上の存在であり、その滞りを観る」というところを読んでいたら、あろうことか!私に親知らずが…

もうひとつの世界

他界論と霊学 私は学生の頃から民俗学に興味があるのだが、それは15才の時の祖父の葬儀がきっかけだった。 大工の棟梁だった祖父の葬儀は、もちろん長男が取りしきったのだが、この時、長女だけが行うとされている葬送儀礼を行ったという話を聞いた。それは…

人間の自然 前回からの続きで、新型コロナウイルス

「裡の自然」 近頃〝自然〟ということが盛んに言われています。つまり、山へ行けば自然であるとか、木が在れば、それで自然だとか言っているが、そうではない。一人一人の人間の生き方が体の要求に沿っていくことが自然な生き方だ、と言わなくてはならない。…

コロナウイルスとアボリジナルアート

知人のお誘いで、伊勢丹新宿店にアボリジナルアート展を見に行くことになった。しかし、待ち合わせの場所になかなか現れず、しばらく待っているとトイレの中からマスクをした人が出てきて手を振るので、よく見るとその人だった。 何だか肩で息をしていて、神…

日本の身体文化と着物

着物と身心の中心 20代前半の頃、着物を着る機会があり、式場で着付けをする仕事をしていた伯母に着付けをしてもらったことがあった。 その時、伯母は着付けをしながら「この子には腰がない。だから下腹で中心を合わせようにも合わせられないから着付けがし…

病症が身体を治す

病症の意味を理解する 前々回書いた内容についてのコメントを頂いていて、そのことについて書きたいな…と思いながら書けなかったのだが、ちょっと書けそうな気がしてきたので書いてみる。でもきっとちゃんとはまとめられそうもない…。 以前、私は、整体の勉…

野口整体ってなんだろう

気は心と体をつなぐもの 最近、出版関係の仕事をしている女性二人とお会いして話をする機会があった。一人は30代後半、もう一人は50代前半である。 その時、話の流れで「整体協会の代表者は世襲で、指導者も世襲が多い」という話をしたら、一人には驚かれ、…

私の死生観試論

死という治癒 私の手元に『癒しを生きた人々 近代知のオルタナティブ』(専修大学出版)という本がある。これは、明治~昭和初期の近代化過程で起こった岡田式正坐法(修養法)、森田療法(心理療法)、大本教(新興宗教)、マクロビオティック(食餌療法)…

技術を使う心 5

技術を使う心 野口晴哉 『月刊全生』昭和40年5月号 広島講習伝授会記録 病人になった人が病気を治そう治そうと思っている間は治りはしません。にらめっこしていて、それを無くそうとしたって、それは無理です。にらめっこしている程に相手は大きくなる。注意…

年上の友だちを亡くして思うこと

持ちのいい顔、悪い顔 数日前、昔の友人が亡くなったという連絡が入った。それもヒマラヤ(ネパール)の、富士山山頂ぐらいの場所でトレッキング中、あっという間に亡くなってしまった。 もう長いこと会っておらず、連絡も途絶えていたのだが、私はこの人が…

技術を使う心 4

技術を使う心 野口晴哉 『月刊全生』昭和40年5月号 広島講習伝授会記録 それには体をつかう筋道や、心をつかう筋道を明らかにし、人間がその持っている体や心を自由につかえる方法を知らなくてはならない。 人間の心というものは可笑しなもので、自分の心と…

技術を使う心 3

技術を使う心 野口晴哉 『月刊全生』昭和40年5月号 広島講習伝授会記録 潜在意識の中にいろいろな固定観念があったり、或いは余剰体力があって自分を示そうという意欲がありますと、意識しないうちにその人の動作をそういう方向に導いてしまう。だから自分は…

技術を使う心 2

技術を使う心 野口晴哉 『月刊全生』昭和40年5月号 広島講習伝授会記録 整体操法の技術を、ある病気を治す為、他で治しにくい病気を治すために学ぶんだとお考えになったら、それは違うと思う。 病気を治すことを目標にしている限り、それが巧妙に行なわれた…

技術を使う心 1

今日から「整体指導とは何か」の集中講義を始めます! といっても、野口晴哉先生の講義の引き写しなのだが、野口整体とは何かを雄弁に語る内容なので、もっともっといろんな人に、整体を知っている人も知らない人も、野口整体ってなんか変?と思う人にも読ん…

生きている言葉と死んでいる言葉

生きている概念やイメージは自分の成長と共に変化して他の素材と結びつきその意味を広げて大きくなって行く。 死んでいる素材は変化する事なく留まり続ける。 自分の思考過程で使っている素材に対して生きているものと死んでいるものとの区別を意識してみる…

美しい何か

これは、私が大学一年時、陶芸をやりはじめた頃、国吉清尚(くによしせいしょう)という沖縄の作家の窯を訪ねた時のことだ。 当時、国吉さんは、銀座で個展をする沖縄では数少ない現代作家だった。しかし、国吉さんは無教養な子どもでしかない私に、「今の作…

トイレで「仏さん」に会う

トイレの中の禅 高校一年生の学年行事で、静岡県袋井市にある可睡斎という禅院で三泊合宿をした時のことがあった。当時、可睡斎で私たちが泊まった部屋は本当に質素で、食事も一汁一菜の精進、お喋り禁止、沢庵で茶碗を洗うお作法を教えられた。 しかし、ト…

感受性を高度ならしむる

感受性を高度ならしむる 野口晴哉先生は、大人が自分のための潜在意識教育として、また潜在意識を理解する最初の一歩として「自分との対話」を説いた。それは、野口氏自身が裡の自然を取り戻し、全生するために行ってきた過程である。 野口先生自身、二歳で…