昨日、川崎ダルクで行われているリカバリーハイスクール講座2回目に参加。今回は松本俊彦医師(国立NCNP病院)の自死とオーバードーズについてがテーマだった。
依存症が専門でダルクとも関わりの深い松本先生の講座を聴くのは2回目だ。今回も内容が濃く先生の話の速度についていくためかなり集中していた。
中高生のオーバードーズ(OD 処方薬・市販薬の過剰服用)はコロナ以降深刻化していて、特に女の子の増加が突出している。松本先生の外来は、かつての覚醒剤依存の30代、40代男性患者はかなり減って、今や若い女性ばかりだそうである。
そして日本全体としては自殺者は減っているのに中高生女子の自殺は急増している。このODと自死の相関関係についてが今回の主題だった。
ポイントはいくつかあって、1つには自死の市販薬ODの問題は戦前からある古くて新しい問題であることだ。そして市販薬ODについてどの薬にどのような成分があり、どれほどの危険性があるかについて、テレビや新聞で詳細に報道されることはほとんどない。
これは先日の西村光太郎医師(国立久里浜医療センターなど)の講座でも出てきたが、依存症あるところに利権ありというやつで、はてながこのブログをBanすることはないだろうが、この辺にしておく。
それから依存症になりやすい傾向として、自身の苦痛を、1人で自分の内から消し去ろうとする意思が強い(そうすると自己効力感が高まったように感じる)心理があるということだ。睡眠導入剤や鎮痛剤などでもこれは飲む、これはダメなど自己判断が強い人の方が依存になりやすい傾向がある(自己処方)。
市販薬ODをする女の子たちも醜貌恐怖が強くて自分の辛さや苦しさを誰にも言わない。SNSの影響など様々な研究はあるが、松本先生も若い患者が何にそんなに苦しんでいるのか全容は掴めないそうだ。
松本先生は自殺についても長年研究されていて、なぜ自殺をするかより、なぜ多くの人はしないのかを考えたほうが理解しやすいと言う。しない理由としては苦痛やつながりのある人のことなどが挙げられるが、そういうものがなくなっていく(身体的痛みの鈍りと孤立)と自殺リスクが高まるのだそうだ。
市販薬ODをする若い女性の多くは自傷行為(リストカットなど)をしており、身体的痛みに鈍くなっている。そして家族や仲良しグループに所属していても心的孤立を抱えている。こうしたことで自殺率が非常に高いと考えられる。
その他内容満載で書ききれないが、先生のお話は流れがよく理解しやすかった。
今回は当事者より様々な支援する側にいる人が多かったせいか、最後のグループワークは、それぞれの職業的立場からの発言が多かったように思う。
何となくもっと立場を離れた個人的な話を聞きたい気持ちにちょっとなったけれど、そういう場も必要なのだと思う。終わった後、うなぎを食べて帰った。最近、関西風の地焼きうなぎがおいしくてたまらない。と言っても月1度が精一杯なのだが。
そして今日は雨。骨付き鶏もも肉でカレー、手羽先と新蓮根でスープを作った。お昼はハトムギ粉とよもぎ粉を入れたホットケーキ。後はお休み。いい週末だった。




