2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
野口整体の「生と死」 整体の先生が亡くなって、七カ月と二週間近くが経った。ただ、先生が死の方向を向いたのを感じてからは一年二カ月が経ったことになる。 私は先生が亡くなった後、本当は整体から少し離れたかったのだと思う。「あの時、なぜこうしなか…
整体の観察の中では、感覚が重要な役割を持っている。外界を捉える五感(外界感覚)、そして平衡感覚、運動感覚などの自分の内側の状態を捉える身体感覚。その中で「見る」と「触れる」について書いてみようと思う。 見るというと、スマホなどを「見る」とい…
体の記憶 平均化体操の会から今の方式になって二回目の参加で、だんだん先生の様子(体癖も!)も見えてきて、慣れてきたような気がした。 そして今回、怪我をして以来、無意識に動かそうとしていなかったところが動いたことを書いておこうと思う。ちょっと…
捻れ型体癖 今回は思い切って、体癖の一つ、捻れ型について書いてみようと思う。なぜ「思い切って」なのかというと、捻れ型のある人は捻れ型と言われると怒る人が多いので、それを怖れているからである(野口先生も「言えない体癖」などと言っている!でもご…
整体を伝えていくために必要なこと 最近、いろんな人のいろんな話(あんまり詳しく言えないけれど)を聴く機会があった。それによると、野口整体は、今、岐路に立っているという。 野口先生の説く行法を行うことが「整体」であって、整体とは何かは野口先生…
意識運動と無意識運動 2月12日はダーウィンの誕生日で、Bingのトップページがダーウィンフィンチとガラパゴスゾウガメの写真だった。アルダブラゾウガメは親戚にあたるので、何となくうれしい。 ところで前回(1)の、野口先生の引用文からも分かるように、…
要求と運動系 先日、知人宅で「立ちたい要求はあるがまだ立てない赤ちゃん」に会う機会があった。その子はおすわりしたまま楽しそうに飛び跳ね、お尻が床からぽんぽん浮いていて、この運動をほとんど骨盤部(仙骨部)の力だけでやっていた(大人にはできない…
今度新たになった講座は平均化体操の会ではなく、平均化訓練講座という名前だった。失礼しました。 ところで今日、野口晴哉先生の資料を見ていたら、「楷書と行書」というお話が出て来た。これは先生の講座の中でのお話で、野口先生はこんな風に言っている。…