アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

整体生活・野口整体と生きることをひとつに

平均化体操の会 二回目

「ねじる」ができない

 初回、三つの基本動作(本当は名前があるけど忘れた)の内、私は体をねじる動作ができなかった。活元運動をやっている人はご存知だと思うが、野口整体の活元運動には準備運動があり、その中に腰椎三番を焦点に体をねじる運動がある。

 この場合は、骨盤と肩は同側が前に出る。そして肩というより軸をねじるという感じで、ギューッと力を入れてパッと抜く、という緩急が動きの中心になっている。私はねじるというとそのやり方が身についていた。

 しかしこの基本動作では、骨盤と肩は逆側になる。肩の動きも大きくて、何をしようとしているのか良くわからない感じがした。

 家でやってみても、よく掴めなかったが、ある時「Buenavista Social Club」(Ry.Cooder制作。革命以前のキューバ音楽の映画)のサウンドトラックを聴きながらふとやってみたら、ちょっとほどけた気がした。

何となく踊る時のように、焦点などは注意しないでやる方がいいのかもしれない。それにゆったりした古いキューバ音楽のリズムで、ゆっくり動くのが合っていたのかもしれない。

 他にもあと二つ動作があるが(名前が思い出せない)、前後に動く時も骨盤の前後ではなく脊椎の前後運動で、左右に動く時も脊椎の左右運動、という感じで、どちらもあまりまだつかんだ感じは持てなかった。動作の時、骨盤が先に動いてしまい脊椎が後になる、という私の体の癖が邪魔しているのかな、とも思う。

 対面して手で押しながら動くというのも、手や腕が動作の起点ではない私には結構難しいのだが、苦手な動作をすると、自分の身体がまた新しい感覚でとらえられるような気がする。