先日、また三島の神社に行く機会があった。今回は瀧川神社という神社だ。
これまで知らなかったが、昔は三嶋大社の神事の前日に神職が瀧で禊(みそぎ 清水で身を清める)場所だったそうだ。
また、瀧川不動とも呼ばれ、修験者が行を行っていたという。創建は不明だが三嶋大社と同じ位だと言われている。もっと古いのではないかと思う。
三島駅からバスに乗って、降りてからさらに歩く。すると森の手前に石造りの鳥居が見えてきた。
この神社の周囲の風景がまた良い。隠れ里のような風情だ。
鳥居をくぐると、中には川と瀧があり、左手に社があった。川の瀬に降りてみると、不動明王がこっちを見ていて、目が合ったような気がした。
古いお社は2013年に全焼、2015年に再建された。伊勢神宮の古材を用い、日本建築専門学校の生徒が授業として再建に当ったそうだ。
祭神は瀬織津姫命、清めの場に祀られる祓戸の神の一柱だ。
簡素で清々しく、いいお社だった。お参りの人は私一人で、静かで清らかな雰囲気に浸ることができた。地元の氏子のみならず多くの人々が関わって大切にされていることがよく分かる。
その後は、三嶋大社にお参り。三島市内は細い水路に清水が流れているのが有名で、水は富士山の伏流水である。
市内の親水公園で、秋の茶花、ホトトギス(山野草)が咲いているのを見つけた。すると近くにカルガモが泳いで来た!清水の流れとホトトギス、カルガモという風流な取り合わせ、まさに秋という日本画のようなシチュエーションで、写真を撮ろうとした。すると…
シャッターと同時に、カルガモがいきなりカメラ目線!作意がありすぎたんだな…。写真は難しい。
暑い日が続くが、もう秋に入っている。冷たい飲み物、食べ物ともそろそろお別れしよう。そして味噌汁、スープ、温かい麺類など、温かい食べ物を通して水分を摂るようにしていってほしい。こうすると、体は水分を吸収しやすくなる。ただガブガブ水を飲むだけでは素通りしてしまう。
秋冬の養生は、体の乾きに注意するのがポイントである。