アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

整体生活・野口整体と生きることをひとつに

夏のお散歩

 今、私は静岡県三島市にいる。三島に来るのは何年振りだろう。変わらない街並みだが、今回初めて駅の北側を歩いてみた。私は神社を見るのが趣味で、ことに地元の人しか知らないような所に行くのが楽しい。 

 Googlemapを見ると、かの有名な三嶋大社ではない神社が駅北周辺に散在している。そのいくつかに行ってみることにした。

 三島・長泉の神社の特徴として、湧水(涸れているところもあるが)と溶岩があることが挙げられる。その特徴が強く表れているのが今回訪れた割狐塚稲荷神社だ。

 溶岩の塚の上にあって、京都の伏見稲荷大社のように赤鳥居がならんでいる。


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 それも頂上に向かう道が三方からあるのだ。3本の道は大きな溶岩に向かっていた。


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 こういう岩を磐座と言って、これが御神体になっている。神社の古い形態だ。

 右手にはお社があって、前に立つと格子戸が自動で開くようになっていた。


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 こんなの初めて見た…。賛否はありそうだが、こんなにお金がかけられているなんて、地元の信仰は厚いのだろう。

 そして湧水がある。(写真右下)

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 塚を降りたところには、小さな祭壇があった。これも古そうな感じだ。

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 これまでに見た神社の中でもかなり個性があって、信仰が生きており、古い形態を遺した良い神社だった。帰りに、通り道にあった竹の虫籠を竹ひごから作っている方が作った竹のとんぼを買った。


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 作者が語るには、昔の武将が出陣の時に持っていたお守りを模したもので、日本で一番縁起が良い虫なのだそうだ。私が野口整体の頂点に君臨する日も近くなっただろうか(嘘)。

 3センチくらいの小さなとんぼだが、250年前の古材の端材で出来ている。選んだのがたまたまそうだった。

 今回は下手な旅日記みたいになってしまったが、当地に行く機会があったらぜひどうぞ。

 暑い日が続くが、空調は夏の身体に気づかぬ停滞を起こす。たまには外をお散歩して汗を思い切りかくと良い。

 その時、大股で10m位歩くのを体操代わりに行うとさらに良し。脚の左右で開き難い方を見つけ、開くようにすること。

 夏は、汗の排泄と脚の動きが身体を整えるポイントになる。