アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

整体生活・野口整体と生きることをひとつに

夏の終わり

 ドトールでは+140円でソフトクリームをのせてくれるのだが、このコーヒーフロートが本当に美味しくて、このところついドトールに入ってしまうことが続いていた。

 しかし今日、コーヒーフロートを飲みながら、こういう冷たい飲みものは今日で終わりかな…とふと思った。やはりお盆が過ぎると夏も終わりで、暑くても陽射しや空気が変わってきている。

♪真夏のピークが去った〜(若者のすべて)という感じだ。次第に夜が長くなっていく。


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 そして、一学期の途中から学校に行けなくなったある男の子のことをぼんやり考えていた。

 先日、お母さんが子どもと若者の支援を行う市のセンターに彼の状態を相談し、子ども病院に相談することを勧められて予約を取ろうとしたら、予約が取れるのはだいぶ先だと言われた…という話を聴いた。

 14歳の彼は高校受験のこともわかっていて、二学期から学校に行かなければとも思っているようだ。しかし身体が動かない、動けない。苦しんでいる。

 学校は本人が休みたいだけ休んで構わないと言う、文科省だか厚労省だか、こども家庭省だったかな、そのガイドラインに沿って。しかしなんの手立てもない。

 その結果、児童精神科が不登校の受け入れ先になりつつある。

 神経発達症(発達障害)、抑うつ症、睡眠障害などがある場合も多いのでそうなってしまうのだが、不登校自体は病院で治療する対象ではないとも思う。

 学校のスクールカウンセリングだけでなく、子どもと若者に対する福祉的な相談支援を求めることを勧めたのは私だった。

 またその地域のこども病院は発達と心理については充実しているので、それも視野には入れていたのだが、やっぱりそう思ってしまう。

 全国的に不登校は増加の一途で、はっきりした理由(いじめなど)がある割合は低く、多くの場合は本人の意欲や自発性の喪失が理由だと言う。私がフリースクールに関わった20年程前からそれは変わらない。

 仮に理由があってもいろんなことが複合していたり、言葉で表現できなかったり、自分の心の中が漠然としていたりということもあるだろう。

 本人が自分の羅針盤を持って、自分でハンドルを握ることができるようになるにはどうしたらいいのか。そもそも適応の良い大人ってそんな腐に生きているのだろうか?

 ともかく今は、彼にベッドから出て、学校と家が世界のすべてではないことを知ってほしい。その手がかりとなる支援者にどうか出会えますように。

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不登校過去最多 こども家庭庁 専門の支援員を自治体に配置へ | NHK | 教育