久々にお出かけなしの土日を過ごした。このところなんだか忙しかったなあ。冬瓜と鶏肉のスープをつくったり、畑でとれた茄子をトマトソース煮にしたり、焼プリンを作ってカラメルソースをとろとろかけたり、ゆっくり自分を充たすための作業をした。
昔、ある人から「人間は子どもの時の食生活より下の生活はしないものだ」という話を聞いたことがある。戦前のことだが、その人は幼い時に養子に入ったと言っていた。
そしてその家のちょっと玄人筋の父に可愛がられ、父親は晩酌の時にその人を膝に乗せ子どもに見合わない大人向けの贅沢なものを食べさせたそうだ。
母親が子どもにそんなもの、と見咎めると、父親は「馬鹿、大人になってから、子どもの時に食べたもの以下の暮らしはしないもんなんだ、だから贅沢させた方がいいんだ」と言ったそうだ。
その人の経験智なのか昔から言われていることなのか分からないが、普遍的に言えることだと思う。私も貧乏なくせに食べものにこだわる方だが、とんでもない高級品が欲しいというわけでもない。
ある一定の枠の中でのことで、こういうのもブルデューの言う文化資本というやつなのだろうか。暇だとふと思い出すことが多い。
それから今いる場所のことを考えた。自分の住む所、働いている所。なかなか引っ越しに踏み切れないのは、整体指導をする場所の確保をしなければならないからだ。
そして働く場所の方は、移動願を出そうかどうしようか迷っている。いつの間にか前よりも好きになった今の場所だが、移動願を出すことを検討中。希望を出しても通るかどうかは分からないのだから、出してみようかな。
いつの間にか涼しくなって、考えごとをしながら部屋にいると眠くなってくる。少しお昼寝もして、こんな日も必要だな、と思う。
整体生活としては、夏から秋に向かう今の時期は、身体が乾く時期でもある。そろそろ汁物、スープや麺類などをとるようにしたい。今は温かくて塩分を含むものの方が吸収が良い。
また忙しい毎日が始まる。