アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

整体生活・野口整体と生きることをひとつに

明日なき世界

 ロシアのウクライナ侵攻についてのニュースが連日報道されている。記事を目にすると、自ずと『明日なき世界』(Eve of Destruction)という古い曲が思い出される。

 日本では高石友也忌野清志郎(RC)のカバーが知られており、私が最初に聞いたのは忌野清志郎だったが、先日初めてBarry McGuireの原曲も聴いてみた。今の情勢には原曲の悲愴感が合っているような気がした。これまでパンデミックだ、オミクロンだと騒いでいたのが呑気だったと思うぐらいにウクライナの情勢は悪化している。

 この問題についての記事は様々あるが、私が気になったのはプーチン氏の健康問題についての記事で、神経系や呼吸器系の病気によって、正常な判断力を失っているのではないかと言われている。

 確かに昔のKGB的というか、陰気で冷徹な顔と較べると、最近の写真は少し不安や怯えなど感情が顔に出ているように見え、姿勢が前傾していて首が前に出ている。神経系や呼吸器系の問題はありそうだし、顔がむくみ、体も昔より太っているように見える。

 また少し前に、プーチン・カレンダーなるものの記事で上半身裸のマッチョな写真をいくつか見たのだが、虚勢を張っている、または強さを誇示しようとしているのがありありと分かる写真だった。

 恐ろしいことだけれど、もしかすると何かに突き動かされて頭の統制が失われた状態で動いてしまい、ブレーキがきかなくなっているのだろうか。

戦争という非合理なものを始めてしまう時は、皆そういう状態にあるのかもしれないが、自分の利益と保身しか頭にない部下に取り巻かれた、情動のコントロールができない孤独な人間の手中に核兵器がある。

 しかしそれでも日本での生活が激変するわけではないので、こうしてブログなんぞを書いていられるわけだが、少なくとも新型コロナウイルスより恐ろしいものがあることを改めて思い知らされたのは、それなりに意味があった。

 何はともあれ、今日の夕ご飯はエビのトマトクリームパスタとカブの味噌汁。取り合わせはちぐはぐだけれど、ていねいに作ってみた。何もできなくとも、自分の中の平和は保っていこうと思う。