アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

野口整体を探究・実践する「整体生活」について

(追記)心臓と太陽・インフルエンザ患者激減と新型コロナウイルス についての補足

 アントロポゾフィー医学の公式見解として、「コロナ・パンデミック―いくつかの観点と展望」(PDF)という資料があったので、その中で太陽について述べている箇所を紹介する。このPDFはインターネットで入手できる。

(以下、ブログ用改行あり。( )内は管理者による)

…外的な助けとなるのは、可能な限りの能動的で自発的な運動、太陽への関わりです(ルドルフ・シュタイナーは 1920 年、ビタミンDの発見前に光欠乏の感染症学的な意味を指摘していました)(註)。

 適切な時間、適切な量の太陽光を浴びることは、感染症への防御力を強め、身体における自我の存在(生きている、存在しているという自覚)を促進し、私たちの内的な、ホルモンによって仲介される光リズムを安定させる基盤を形成します。

 私たちに必要なのは不安を取り除くための太陽光への関係だけではなく、いわばノヴァーリスの一連の詩「夜の讃歌」が示すように、夜を、星空を大切にすることでもあります。

 夜の人工照明やモニターなどの光公害が健康に及ぼす影響については、すでに十分に知られるようになりました。

 私たちのリズム系(体の秩序を保っている呼吸器や循環器のリズム)は、太陽とその日中の運動に結びついています。そこからたくさんの数の概日リズムが存在することがわかっています。

 1日のリズムを形成すること、特に目覚めと眠りの生理学的な関係が重要なのです。 短すぎる眠りも長すぎる眠りも病的に作用し、免疫学的機能の制約につながります。

 (註)血液中にビタミンDが多く含まれるほど、心臓病や癌の比率が減る傾向があり、ビタミンDは太陽光を浴びることで生成される。

 しかし、ビタミンDサプリメントを服用しても 心臓病や癌を予防する効果はさほどないと言われ、日本ではビタミンDのサプリメントは推奨されていない。

 なお現在、日光を浴びることそのものに効果があるという研究が英国でされている。

(追記)

1 インフルエンザ以外にも患者が激減した疾患がある

東洋経済onlineの二つの記事より)

喘息…2020年1月~5月の新型コロナ流行期のぜんそく入院患者数は、例年に比べ約半減した。この傾向は、18歳未満の子ども、成人ともに認められた。

呼吸器系疾患(肺炎)…2020年4月~9月、疾患別の入院患者数で見ると、「呼吸器系疾患」特に、「ウイルス性肺炎」と「細菌性肺炎」の入院患者数が、それぞれ前年同期比93.8%、48.1%の大幅減を記録した。

2 抗体について

「最新免疫学から分かってきた新型コロナウイルスの正体」(宮坂昌之・大阪大学名誉教授 Science Portalより)

新型コロナウイルス感染症の場合、軽症の人ほど作る抗体が少なく、重症の人ほど作る抗体の量が多いことが分かっています。

もし作られる抗体が善玉であったなら重症者にはなりません。抗体量が多ければ、軽症者になるはずなのに逆の状況になっています。

(抗体には、善玉抗体=ウイルスの働きを止める抗体(中和抗体)・悪玉=ウイルスの感染を促進し病気を悪くする抗体・役無し=どちらでもない抗体 の三種類がある)

 一方、新型コロナから治った人をみると、善玉抗体ができているのは間違いありません。重症者は抗体量が多いと言いましたが、おそらく善玉抗体以外の、例えば役なしの、あるいは悪玉の抗体もたくさん作られています。それらのバランスがうまくいかないので重症になると考えられます。

 知りたいのは、何が善玉、役なし、悪玉の抗体をそれぞれ作るかということです。非常に大きな個人差があるようですが、どのような人がどのような抗体をどの比率で作るかは、残念ながらまだ分かっていません。

…おそらく私たちの何割かはコロナウイルスに対する免疫をある程度持っているが、それが良いように働くのか悪いように働くかはまだ分からない。従って私たちはこのウイルスに対して注意深く付き合わないといけない――と私は思います。