アルダブラゾウガメ玄の生活 ― 気は心と体をつなぐもの

野口整体を探究・実践する「整体生活」について

親知らずが生えてきた!

私の発達遅滞と親知らず

 このところ、野口整体を愉しむ というブログで「子どもの操法」についての野口先生の講義内容が紹介されていた。そこで「子どもは発達途上の存在であり、その滞りを観る」というところを読んでいたら、あろうことか!私に親知らずが生えているのに気づいた…。歯茎が切れて白い歯が出ている。

 私は頸椎の調整が割と好きなのだが、このところ首が硬いのを自分で調整してもすぐ戻ってしまい、困っていたのだった。こういうことだったのか、不覚…。あー、恥ずかし。「何やっとんじゃ!そんなことも判らんでどうすんじゃ!このたわけが!」という名古屋弁が霊界から聴こえてくる…。これは共時性シンクロニシティ)か、お前も発達途上であるというお告げなのか。ちなみに私は親知らずが生えてくる一般的な年齢はとうに超えている。

 私の親知らずは本当に不思議で、25才の時に歯科でレントゲンを撮り、親知らずの状態を見てもらった時には「この年齢でこんなに歯が小さくて奥に引っ込んでいるのでは、おそらく一生生えないでしょう。」と言われた。

 その先生はアメリカでの研修から帰国したばかりで、アメリカでは親知らずを使ってインプラント(さし歯)を作ることもあるという話をしてくれた。そして、親知らずはまっすぐ生えてくるなら抜く必要はない、万一生えても私の歯は真っ直ぐ生えるだろうと言っていた。

 それが整体を始めてから、下顎の親知らずがどんどん発達し、5~6年後に生えてしまったのだ。あの時の下顎の骨が動く痛みは相当なもので、しかも骨盤も一緒に動いたので腰も痛くて大変だったが、今回は上の上顎の右側の、その部分が痛いのと頸椎二番・四番の硬張り、右の頭の第二付近の痛み、右目と右肩の違和感、喉にも違和感がある。

 何となく、下顎の方が腰から頭という流れが強くて、今回は首・頭の変動を強く感じる。親知らずは上の方が生えにくいそうだが、やはり上顎と下顎では違いがあるようだ。

 左側も触ってみると今にも出てきそうな感じだから、生えるかもしれない。すると私は親知らずが四本とも完全に生えることになる。

 そういう人は今の日本人には少ないようだが、縄文人は八割の人が完全に生えていたそうで、少し前に書いたアボリジニは、親知らずが四本ともきちんと生えるのが人種的特徴なのだそうだ。私も整体でワイルドになったのだろうか。しかし、親知らずは「智歯」とも呼ばれれ、頭のはたらきと歯の生え方には密接な関わりがある。

 こういう大きな変動があると、体の不思議さにはいつもながら驚かされるが、私の場合は発達の滞りがあったという面がやはり見落とせない。今回読んだ講座の内容でも発達の滞りと頭の関係について述べられているが、今起きている変動と子どもの変動の起き方には不思議と似たところがある。 成長の力というのは何才になっても遅れを取り戻そうとするものなのだ。

 それと、18、9才の時、私はPrinceの“When Doves Cry”という曲がすごく好きだったのだが、なぜか今、すごく聴きたくてそればかり聴いてしまう。親知らずが生える平均年齢の頃で、ちょっと退行現象も起きているのかな?でもPrinceの不謹慎でせつない楽曲は、今聴いてもやっぱりいい。

 そして、変化はもう一つある。私は整体の先生が亡くなってから、心臓にちょっと変動が出ていて、胸に痛みが差し込む時や拍動が強くなる時があった。たいしたことはないのだが、今までにないことだったので気にならないわけではなかった。これには、やはり方向喪失という面が影響していたし、私の臆病さ(小心とはよく言ったものだ)が課題になっていたのだと思う。

 それが最近になって、左から少し右寄りへと異常感が移り、しばらくしたら異常感そのものがなくなった。そうしたら親知らずが生えてきたのだった。私はもしかすると、ようやくショック状態と病症を経過して、一段階大人になることができたのかもしれない。

 親知らずが生えるのは病症ではないけれど、変動はいつも、心とともにある。